SPICE講習会事前準備

SPICE講習会のための事前準備

  • 計算機
  • 対応環境
  • SPICE toolkit
  • CUI環境の自習

計算機

世話人側では特にPCなどの貸し出しは行いません.各自でノートPCなどの持参をお願いします.

対応環境

SPICE toolkit(C版のCSPICE)の対応環境はNAIFのサイトを参照して下さい.

これらの環境のうち,今回の講習ではユーザ数も考慮して以下の計算機環境について解説します.ただし,他の環境でも受講者が自力で環境を整備できる場合は問題ありません.

Windows

Cygwinがインストールされていること.coLinuxなども自己責任で可. gcc, csh/tcsh(SPICEのコンパイルのために必要)がインストールされていること.

プログラムのソースコードを編集するのに向いたテキストエディタがインストールされていること.Cygwin環境内で動作するエディタ(Emacs, vi)などでも可.Windows上で動作するエディタで無料で入手できるものとしては

などがある.

MacOSX

Intel Mac,PowerPC Macいずれも可.10.4以降を推奨. Developers Toolkit(Xcode)とX11がインストールされていること.パッケージ管理環境としてFinkないしはMacPortsをインストールしておくのを推奨.

プログラムのソースコードを編集するのに向いたテキストエディタがインストールされていること.MacOSX上で動作するエディタで無料で入手できるものとしては

や,Xcode付属のエディタなどがある.Terminal環境でEmacs, viを使うのでも問題ない.EmacsはGUI環境で動作するCocoa Emacs, Carbon Emacsなども存在する.

linux/BSD系など

gcc, csh/tcsh(SPICEのコンパイルのために必要)がインストールされていること.

プログラムのソースコードを編集するのに向いたテキストエディタがインストールされていること.CUI環境内で動作するエディタのほか,GUI環境で動くものでも問題ない.

仮想マシン環境+linux/BSD系など

特にWindows PCを使っている場合,普段の作業環境に手を入れたくない時や,Cygwinなどが正常に動作しない時はlinux/BSD系の仮想マシン環境を用意してそこで実習を行っても構わない.

Windows, linuxの場合,無料で使える仮想マシン実行環境としてVMware Playerがある.

MacOSXの場合はVMware fusionの30日間無償使用版がある.

SPICE講習会向けに準備したVMware player/fusion用の仮想マシン環境を準備しました,こちらからダウンロードできます

  • ファイル形式:zipファイル(約900MB),復元後サイズ2.7GB
  • OS:CentOS 5.3
  • 仮想メモリサイズ:512MB
  • 仮想ディスクサイズ:4GB
  • VMware toolsインストール済み
  • ディスプレイ解像度初期設定:1024x768
  • GUI環境:gnome
  • 主なインストール済みパッケージ:Firefox, emacs, gcc, gnuplot, PDFviewer
  • 日本語環境なし
  • SPICE toolkitおよび本講習会のtutorialファイルの準備済み(下記のtoolkitインストール作業は不要)
  • ユーザアカウント:guest
  • パスワード:guest0
  • rootパスワード:centos

SPICE toolkit

今回はC言語版のCSPICEを使うので,CSPICEダウンロードページから各自の環境に合わせたパッケージをダウンロードし,以下の手順でコンパイルとインストールを行う.

$ tar zxvf cspice.tar.Z
$ cd cspice
$ ./makeall.csh
This script builds the SPICE delivery
for the cspice package of the toolkit.
(中略)
a - version_main.o


      Compiling and linking:  version.px

Toolkit Build Complete
$

ここまででライブラリとユーティリティのコンパイル終了.次に,ライブラリ,ヘッダファイル,ユーティリティを適切なディレクトリにコピー.

$ sudo cp lib/*.a /usr/local/lib/
$ sudo cp include/* /usr/local/include/
$ sudo cp exe/* /usr/local/bin/

この例では /usr/local/ 以下にインストールしたが,パスが通っていれば他のディレクトリでも可.

CUI環境の自習

本講習会では基本的にはCUI(文字端末)環境での作業が基本となる.CUI環境での作業について入門的な資料は多々あるが,例えば

などは参考になる.Linux向けと銘打たれているが,CygwinやMacOSXのTerminal環境での作業も基本的には同じ.

その他のツール,ソフトウェア

実習上必須ではないが,グラフ描画ツールなどがあるとプログラム出力の内容を確認しやすい.例えば

など.

Last modified:2010/03/23 10:37:57
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References:[第三回実習会] [第二回実習会] [第四回実習会]