日時: 2012 年 2 月 15 日(水) 15:00-16:00
場所: CPS セミナー室
講演者: 柳沢 俊史 (JAXA)
世話人: きむらひろし
タイトル: 宇宙デブリの現状とJAXAの対策
abstract: 1957年のスプートニクの打ち上げ以来、人類は多くの人工物体を宇宙空間に放出しており、その数は、年々増加している。役目を終えた人工衛星やロケット、それらが衝突や爆発によって発生した無数の破片は宇宙デブリと呼ばれ人類の宇宙活動や運用中の人工衛星に深刻な影響を及ぼす。現在、1mm以上のサイズのデブリは約1億5千万個存在すると考えられ、そのうち軌道のわかっているものは1万数千個程度である。早急に宇宙デブリへの対策を講じる必要がある。JAXAでは宇宙デブリ問題に対処するため観測モデル化、防御、発生防止の分野で研究活動を行っている。今回は宇宙デブリの現状を説明し、JAXAの宇宙デブリに対する研究活動、特に観測に関する研究開発を紹介する。
キーワード: 宇宙デブリ、研究開発、JAXA